10/7退院の日

今日は退院する日。朝食前に先生がみえた。今日は外来なので、ということでわざわざ挨拶に来られたのだ。ここまで回復したのは先生のおかげ、という事を伝えお礼を言った。

朝食を済ませ迎えを待つと、家内が部屋に入ってきた。持ち物を整理し3週間入院した部屋ともお別れした。先生、看護士さん、リハビリ担当の方、栄養士さん色々お世話になりました。そして最後の担当の看護士さんが、あのりんかちゃんで見送ってくれた。

待合室には次女も迎えに来ていた。精算を済ませ車で家路に向かい、帰ってみると介護用のベッドが入っていて様相が少し違っていた。久々の家だったのでそわそわしながら部屋を見渡していたがやっぱり家の方が落ち着く。そのうち長女もケンタッキーのチキンを買って帰ってきた。私もなにげに1本ペロリ。

夕飯は私の姉が作ったチラシを持って来てくれた。家族4人揃って食卓を囲むのは久しぶりの事だ。

病院でもシャワーは2回浴びただけで、今晩は家でシャワーを浴びた。勿論1人では浴びれず娘2人が手伝ってくれた。まさか、この歳で子供にお世話になるとはね〜。2人ともありがとうね。

10/5点滴で始まり点滴で終わる

今日は最後の点滴の日、朝いきなり先生が入ってきて点滴針を打った。もう打つところもないのかさがし的を絞って打ったがいつも以上痛かった。先生とは短い会話で体調のことや退院のこを交わして戻って行った。点滴の針を打ったらいきなり緊張感が走ってきた。しかし、なんだかんだで点滴が始まったのが午後からで5時間ほどかかる。やはり点滴中はぽーとして額から少し汗がでてきたが何事もなく無事終わった。

また、食欲もなくなってきて食べたのもいつもの半分くらいかな。今日は点滴で始まり点滴で終わったって言う感じ。

10/3リハビリも順調

相変わらず夜中のオシッコは近いが、昨夜は眠れたかなって感じ。午前中はレントゲンを撮りに行って、病室に帰ると採血、また今日も7本採られ左右の腕は針の刺した痕だらけで青あざもあり痛々しい。昼はチャーハンで、これが昨日のお好み焼きに匹敵して実にまずい。どうにかならんかね!

午後からはリハビリの先生がきて今日は6階にあるリハビリ室まで歩いて行った。広いジムの様な感じで、歩行器を使って歩く練習していたり、自転車を漕いで足を鍛えていたり皆んな頑張っていた。自分も頑張らないと…。私はリハビリ室から外に出て散歩コースがあるのでそこを途中休憩しながら2周した。午前中の散歩も含めて今日は1000歩を到達した。

リハビリの先生は女性の方で歳の頃は30歳前後かな。背も小柄でキュートな方だ。私は2、3度会った時、沖縄の人ですかって聞いてしまった。と、言うのは目鼻立ちがキリッとして顔が濃いのだ…よく言われると言って笑っていたが失礼だったかな。

その後車椅子で泌尿器科に行った。と、言うのは夜中1時間おきくらいにオシッコに起きてしまい、寝てはいるけど熟睡感はない。医師からは環境の変化で退院も間近なので様子を見ましょうと言う事で薬は出なかった。

10/2まずいお好み焼き

日曜日ともあっていつもより看護師さんの数も少なく、なんか穏やかな日を迎えている。冷蔵庫には昨日持ってきてくれた果物も、ところ狭しと入っていて開けてはぶどうを一房、開けては梨をひとかけらとどんどん減っていく。そろそろ大切に食べないと…。

それにしても今日のお昼のお好み焼はえらいまずかった。自分で言うのも何だが、私の作るお好み焼きは家族からも好評で生地に出汁、山芋、天かすは欠かせない。勿論キャベツは山盛りで。フライパンにバラ肉を2枚並べ、その間に黄身を破らないように卵を落とし、その上から卵を崩さないように生地を流し、中火で蓋をして5分、ひっくり返して10分、そして蓋をとってまたひっくりかえしてやや強火で2分てとこかな。料理番組になっちゃったね。

今日は担当看護師がりんかちゃんだった。ここ数日姿が見えなかったけど、挨拶に来られると心も和むね。

予想はあたり夕食はまたうどんだ。無理して食べたけどこの味なんとかならないかな。

点滴も外れ暇になって体調も良くなってきたからボヤキも多くなってきたのかな。まぁ良い方に考えよう!

10/1世間は10月ってか…。

今日から10月。と、言っても今日が何日か、何曜日かなんて私には関係ないのだが、入院して早半月が過ぎていた。

今日は家内と長女が病院に来てくれた。酸素装置の説明で1時間あまりビデオを見せられた。家内とは数日前に会い長女とは入院以来、やっぱり家族に会うとホッとして早く退院して家に帰りたい、と言うのが本音だが、ちょっぴり不安もある。

家から差入れも沢山持って来てくれた。空だった冷蔵庫も満杯になり、開けるたびにつまみ食いだね。

体調の方はすこぶる良い訳ではないが、ウンチも自然に出て、食事も出された物はほとんど食べれてるかな。あとはゆっくり熟睡できればなぁ〜。

9/29調子は上向きかな

昨晩は睡眠剤のせいもあってよく眠れた感じ。そのせいか今日は調子いいような感じがする。まずは朝食(パン食)ペロリと食べ切った。見た感じこのくらいなら食べられると思うと食べれちゃうね。食べたと言う満足感もでてくるし。

その後体を拭いでもらった。若い女の子だったので背中とお腹は拭いてもらったけど、さすがに下は自分で拭いたよ。

その後酸素を引きずって廊下を歩き体重を測りに行った。昨日より少し増えていた。今の私にとって100gmでも10㎏に相当するぐらいだ(ガッツポーズ)。快くしてもう1往復。戻ってくるとベッドのシーツも取り替えてあり、何もかもリセットされた感じだった。

昼食が届いた。お蕎麦だった。めんつゆが水のようで味がない。家から持ってきてもらった梅干しをお箸でほぐしながら食べた。まぁまぁ喉越しも良く昼も完食。

リハビリで午後も廊下を散歩。また2往復で今日はいつもの倍で4往復、ちょっと疲れた。

夕食はおにぎりにふりかけ、あとおかず。おにぎりも見ため、大きそうでこりゃ無理かなと思ったんだけど、ふりかけに持ってきた梅干しを添えて食べたら夕食も完食。朝昼晩完食したのは初めて。

なんか調子良くなってきたぞ。

病院の窓から

毎日リハビリで病院の10階の廊下を酸素を引きながら散歩している。その途中休憩所で休むのが定例だ。私は1番窓越しに座り大宮のビル群を覗き込む。手前には埼京線の通勤電車が走り、並行に走っている線路にはどこ行きかわからない新幹線が往復している。鉄道オタクなら新幹線の顔や化粧を見てすぐにどこ行きか分かるのだろうけど。そして天気が良ければビル群の奥には山が見える。筑波山だろうか。

台風も過ぎこのところ秋空だ。と、言っても私が入院したのが9月半ばでまだ残暑もあり秋はほど遠かった。そのまま入院したので今の私には秋は無縁で病院の中は何も季節感はない。

窓の外を見ていると、また台風が近づいているせいか低い雲が窓の右から左へ流れていく。雲を見ていると期待や不安がさえぎっていく。そんな中でも丸帯びた雲が流れてくると、笑みを浮かべて「よし」ってガッツポーズをして、お腹一杯食べてる自分を想像してみたり、その反面ウンチような細長い雲が流れてくると心が折れて食欲が無くなってくるような感じがしたり…。

まぁこんな事考えてもしょうがねえか。なんだかんだで30分過ぎたので部屋に戻るわ。